南病棟(40床)
脳血管障害や骨折などのため急性期で治療をうけ、病状が安定し始めた発症から1~2ヶ月後の状態を回復期と言います。この回復期と言われる時期に集中的なリハビリテーションを行う事で低下した能力を再び獲得するための病棟を回復期リハビリテーション病棟と言います。
当院では、機能回復や日常生活で必要な動作の改善を図り、寝たきり防止と社会や家庭への復帰を目指しています。患者にあったプログラムに基づき、医師、看護師、セラピスト、MSW、管理栄養士、薬剤師が共同で集中的なリハビリテーションを提供します。また、家族指導や患者の心のケアも行っていきます。365日最大3時間のリハビリテーション+病棟でのレクレーション活動と、摂食機能療法を積極的に実施しています。
地域包括ケア病棟は、急性期治療を終了し、症状は改善したが直ぐにご自宅や介護施設に退院するには不安のある患者さんに対し、医師や看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカー・管理栄養士などが共同して安心して退院していただけるように取り組んでいる病棟です。
入院期間は最長60日で、60日以内に退院できるように治療やリハビリ、指導を行います。
ただし、レスパイト入院は、最長14日間、必ず自宅に退院する事が条件となります。
北病棟(40床)
患者さんの日常生活の動作1つ1つをリハビリテーションと考え、日中はできるだけ離床し、食事は食堂で食べていただくなど生活にメリハリをつけ、日常生活動作の向上が図れるように取り組んでいます。また、集団リハビリ体操も行っており、運動意欲や活動性が低下している患者さんが少しでも活動的な入院生活を過ごすことができるようリハビリと協力し取り組んでいます。
入院中は、看護師とケアスタッフが連携し、看護および介護の視点からサポートできる体制を整えています。
西病棟(20床)
病床数が20床の小規模病棟のため、職員と患者さんの距離が近い、アッとホームな病棟になっています。
現在、スタッフが中心となり認知症看護のコミュニケーション・生活リズム・環境づくりについて共に学び、身体拘束ゼロを目指しています。
安心した環境で治療を受けることができるように、この病院で良かったと喜んでいただける病棟を目指し、患者さんとそのご家族のつながりを大切にしていきたいと思います。
尚、県の要請により(令和3年2月~)コロナウイルス感染症重点医療機関として新型コロナウイルスに感染した認知症患者さんを受け入れています。入院による環境変化に伴うBPSD・せん妄の発症や増悪予防として現実見当識訓練(リアリティオリエンテーション)や理学療法士と協働でのリハビリテーションや音楽療法、オンライン面会等を行っています。
もとの住み慣れた生活場所へ退院できるように多職種と連携して取り組んでいます。
当外来は、リハビリテーション科、内科、もの忘れ外来、循環器科、消化器科、発熱外来、総合診療科など専門に特化し患者ニーズに合わせた診療を行います。看護では、病院理念にある「地域に密着した、良質で信頼される優しい病院を目指す」をモットーにその人らしさを大切にした患者さん中心の看護サービスを目指しています。また、検診部とも協力し、検診業務も担っています。診察は原則予約制(もの忘れ外来は完全予約制)になっております。受診などに関するご不明の点は当外来に気軽にお問合せください。