地域連携のもと患者さんとご家族のサポートができる医療を目指します。

2017年01月

遠賀中間医師会病院　おんが病院・おかがき病院
統括院長　杉町圭蔵
 
あけましておめでとうございます。
「おかがき病院」は、福岡県から移譲を受けて12年目になりますが、回復期のリハビリ病棟と療養型の病棟を有した慢性期の病院です。遠賀地区でも、超高齢社会という大波が押し寄せてきており、100歳を超えた患者さんも珍しくありません。
超高齢社会では、社会保障費増大、介護負担の増大、生産年齢人口の不足など多くの深刻な問題はありますが、私どもは、医療と介護の垣根を取り払い、行政に頼るのではなく、地域社会が立ち上がって、この困難な時期を乗り切ることが必要であります。
一方、高齢者は住み慣れた町で家族、友人、隣近所の方々に囲まれて暮らしたいという願望がありますが、各人の健康状態、家庭環境、経済状態などに於いて個人差が大きく、この当たり前の願いを叶えることが困難になってきています。そこで、おかがき病院では、昨年、地域総合支援センターを新設し、「ショートステイ」「通所リハビリテーション」「認知症デイケア」「訪問看護」などにも力を入れていますので、どうぞ、多くの方々に利用していただきたいと思っています。
ところで、私に課せられたミッションは、①地域住民の方々に安全で質の高い医療・介護を提供し、安心して生活していただく社会環境を整えること　②病院で働いて頂いている職員が、誇りを持って、毎日、楽しく仕事ができる職場環境を整える事だと思っていますので、これらの実現のために微力ではありますが、これからも貢献したいと存じています。
なお、昨年末、救急車をおんが病院と共同で購入し、救急患者への対応を迅速に行えるようにいたしましたので、どうぞご遠慮なくご利用下さい。

過去のごあいさつ