専門外来とは、特定の疾患・症状に対し専門的な診察・治療を行う外来です。おかがき病院で実施している専門外来は以下の通りです。
専門医がご本人を診察し、認知症なのか診断いたします。検査内容は、CT・心電図・採血・心理検査等を行い、その上で必要があれば治療を行っていきます。 また、適切な医療・福祉サービスについて助言を行い、病院・施設などを希望される場合には連絡のお手伝いをいたします。
認知症ではないかと心配な時
例えば
・もの忘れがひどくなった
・時々、意味のわからないことを言う
・出歩いて道に迷うことがある
・夜、眠らずにウロウロしている
・トイレの失敗をするようになった
・人(人格)が変わったような気がする
このような症状は、認知症以外の病気でも起こることがあります。
一度、認知症かどうか診断を受けることをお勧めします。
認知症のお年寄りの接し方や介護方法について困っている時、ご本人やご家族の状況にあった対応を一緒に考えます。
また、運転免許更新等に必要な診断書作成のご相談も受け付けています。
大坪 俊介 | 毎週水曜日 9:00~17:00 |
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関 一誠 | 毎週水曜日 9:00~17:00 |
※完全予約制となっているため事前にご連絡ください。
おかがき病院では寝たきりや車椅子の患者さんに多く見られる褥瘡(じょくそう、床ずれ)や難治性潰瘍(皮膚が欠損している状態が治らないこと)に対する治療を行っております。
末廣 剛敏(総合診療科)、豊田 美都(皮膚科)
腰や背中などの骨の出っ張った部分の皮膚が固いベッドに寝たときなどに圧迫され、皮膚の血流が長時間わるくなり皮膚が壊死した状態が褥瘡です。
また、すねなどに傷かできて皮膚がない状態のことを皮膚潰瘍とよび、治らずに1ヶ月以上続く場合が難治性潰瘍となります。
褥瘡が発生しやすい要因としては、様々な理由で患者さんがあまり動けない状況や、圧迫されてても気づかない状況、やせ、関節拘縮、むくみ、皮膚の摩擦・ずれ・蒸れ、栄養不良、固いベッドや介護力の不足などが挙げられます。
難治性潰瘍の原因としては褥瘡だけでなく、外傷や熱傷のほかに血流や神経に問題のあるもの、感染症(蜂窩織炎)、悪性腫瘍などさまざまです。
褥瘡の治療は軟膏と被覆剤(保護材)を用いる保存的治療が基本ですが、壊死組織がある場合には切除が必要となります。褥瘡はできやすいが治りにくく、単に傷を治療するだけではなく、全身状態および生活環境や療養環境、栄養状態などを評価して治療を行い、さらに悪化、再発予防をおこなうことが重要です。
特に、寝たきりの方や脳梗塞などで麻痺があり寝返りができない方には褥瘡ができる前にしっかり予防をする必要があります。対策として褥瘡予防マットやエアマットなどがありますのでケアマネージャーに相談されてください。
相談や診察ご希望の方はおかがき病院までご連絡ください。
また、通院が困難な方には往診も可能ですのでご連絡ください。
胃瘻とは、胃の内から胃壁、腹壁(腹筋・皮下脂肪・皮膚)を通って、体外に通じる穴のことで、治療の一環として人為的に作成されることが一般的です。
諸々の病気で、口からの食事ができなくなった場合や、十分な栄養を摂取できない場合に、栄養管理の手段として、胃瘻をつくることがあります。
脳出血などの脳血管障害で自発的な摂食が難しい人や、パーキンソン病などの神経・筋疾患で嚥下が難しい人などが適応となります。
また、短期間に重度の誤嚥性肺炎を繰り返す人も、胃漏の適応となることがあります。
当院では、基本的に嚥下内視鏡検査で、嚥下機能を充分に評価した上で、胃瘻の必要性を評価しています。
下記のような、胃瘻に関する様々なご相談にお答えいたします。
①胃瘻について詳しく知りたい。
②胃瘻造設すべきか悩んでいる。
③造設した胃瘻の状態が気になる。
③胃瘻の交換を受けたい。
介護施設入所中の方も対応可能です。
詳しくは当院外来にご連絡ください。
当院ではアトピー性皮膚炎、蕁麻疹、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、薬疹(薬のアレルギー)などアレルギー疾患の診療をおこなっています。
当院では血液検査によるアレルギー検査を受けることができます。その中で「View39アレルギー検査」は、アレルギー症状を起こしやすい代表的な39種類のアレルゲンを一度の採血でチェックすることができる検査です。まずはご自身がどのようなアレルギーをお持ちか、網羅的に調べたい方におすすめです。ご希望があればそれ以外の特定した項目の検査も可能です。金属アレルギーや食物アレルギーの確定診断のためには機関病院との連携で詳しい検査をすすめていきます。
最近では、乳児期のアトピー性皮膚炎の早期治療介入が食物アレルギーの発症予防につながることがわかっています。症状が出たときだけに薬を使うのではなく、きちんと通院して正しいスキンケアを行うことで、薬を減らしながらよい皮膚の状態を保つことができます。お子さんに皮膚トラブルがあれば早めにご相談ください。
また、アレルギーには患者さんの体質が関わっており、不規則な生活習慣やストレスなどで増悪がみられます。当院ではできるだけ体質改善を図りながら、治療薬を上手に使っていくためのアドバイスをさせていただきます。