2022年07月
コロナの第7波はこれまでになく強烈で、福岡県だけで1日に1万人を超えるヒトが罹患していますし、検査を受けていない無症状のヒトを入れるとどれだけのヒトが感染しているのか想像もつきません。
おんが病院、おかがき病院には、毎日、コロナの患者さんが来院され、発熱外来やコロナ病棟では、スタッフはてんてこ舞いです。
入院中の患者さんがコロナに罹患したり、スタッフ自身が感染したり、濃厚接触者となり自宅待機など、毎日、刻々と状況は変化しています。
コロナ患者さんの治療に携わる職員は、暑い中、防護服を着て、日夜、危険に晒されながら献身的に働いており、頭が下がる思いです。このコロナとヒトとの戦争が、1日も早く終わることを願っています。
ところで、人生は長いようで短く、あっと言う間に時間は過ぎ去ります。Appleの創業者のSteve Jobsは、2003年に膵臓癌の告知を受けて、2011年に56歳の若さで亡くなりました。
彼は自分の意にそぐわない場合には、辛辣な言葉で罵倒し、時には、その場でクビにしたそうです。また、恋人が妊娠しても認知せず、裁判で養育費の支払いを命令されたのに、途中で支払いを止めたりと、彼の性格には問題があったようですが、”Live each day as if it were your last.”あるいは、”The only way to do great work is to love your work.”など、我々の心に沁みる幾つかの名言を残しています。
私はまだまだ未熟で人生訓みたいなものを病院のホームページに書くのは如何なものかとは思いましたが、”The older, the wiser”という諺もありますので、Steve Jobsみたいに格好いい言葉は思い浮かびませんが、職場で役に立ちそうなフレーズを書かせていただきます。
〇「完璧を求めない」
完璧なヒトはいません。時々失敗するのが人間です。上に立つヒトは、部下を認め、部下を褒め、部下に任せること
が組織を上手く運営するコツです。
〇「すべての議論に勝たなくてもよい」
少数派であっても、正論と思えば、堂々と考え述べるべきで、正論は必ず心に響きます。また、無理して相手に合わ
せる必要もありませんし、多数決で負けても落ち込む必要はありません。譲ることで、その場に笑顔と安堵がみなぎり、
みんなが幸せな気持ちになります。
〇「ビジョンよりアクション」
頭の中で構想を考えるだけではなく、まず、第一歩を踏み出すことが大切です。次に、継続は宝なり、永遠の継続は
歴史なりの精神を大切にします。壁にぶつかっても焦らず、目標に向かった日々の努力が夢へと繋がります。